一本のありがたみ

ぜんぶ嘘。

4/5

 

やっぱり会いに行きました、

 

バイト終わりに。

 

 

昨日入院したと聞いているので

 

本人はいないことはわかっていたので

 

もしそこに本人がいなければ嘘じゃない。

 

 

と。

 

 

 

 

でも家にいたんです

 

その時に全てを察しました。

 

あぁ、半年とちょっとを捧げた、愛した、あの人は

 

全て僕に嘘をついていたんだと。

騙していたんだと、騙されていたんだと。

 

でもやっぱりそれを信じたくなくて

 

 

 

直接、親に聞いた

 

彼女の父親は、他人の子だろうが我が子のように叱ることができるし自分の考えをストレートにぶつける そんな人です。

 

 

『それは俺に聞くことじゃない』と言われました。

 

 

相手のことを誰がなんと言おうと信じてあげるのが彼氏だと。

 

ましては別れたのにそれを聞いてどうする

 

 

たしかに。って思いました

 

そう、自己満足にしかすぎないと。

 

 

 

どんな結果であれ自分がどうする訳でもないから言う必要なんてないし聞いてどうする?

 

 

どこまで自分のことしか考えてなかったんだろうって

 

でも話し方的に彼女が嘘をついてたら

 

「なにそんな嘘ついてんだバカ野郎!」

って怒鳴る人だから

 

結果的には嘘をついてないとわかりました。

 

自分は相手のことを信用してあげられなかった、、、

 

でも向こうはずっと信じてくれていたんだと。

 

少しのスッキリと大きな罪悪感と寂しさと自己嫌悪

 

 

その後に少しだけお話をして、帰ってきました。

 

4/5、明日。彼女は手術です。 

 

 

 

 

 

この日になる前に全てが解決して

モヤモヤが消えて

全部が終わってしまって

よかった。

 

最後の最後に別れ際の言葉

 

もう二度と会うことはないだろう人に

 

 

「大好きよ」と言われました。

 

 

俺も大好きだったよ。

信じてあげられなくてごめんね。

 

 

さよなら